英語が話せる様になるには、「英語で考えられる」ことが必要!
「英語脳を育てよう!」「英語で考えるクセを付けよう!」
長年英語学習を続けてきて、こんなフレーズ聞いたことはありませんか?
英語が話せるようになるために、「英語で考える」必要はあるのでしょうか?
そもそも、「英語で考える」とは、どういうことなのでしょうか?
1.「英語で考える」ってどういう意味?
私たちが考え事をする時は、必ず言葉が必要になります。
言葉を使って考え、意見や論理を構築していくわけですよね。
「英語で考える」とは、私たちが考える時に使う言葉を、日本語ではなく英語にしよう、と言っているわけです。
率直に言うと、英語を話せることと英語で考えられることは全く関係がない、と私は考えています。
英語はコミュニケーションのツールですので、日本語が通じない相手に自分の考えや意見を伝えるために必要な道具です。
日本人である私たちは、英語を第二外国語として習得するわけですので、自分が日本語で考えたことを英語にスムーズに変換出来れば良いわけです。
ですから、コミュニケーションの元になる自分の考え自体を、英語を使って構築する必要はないと思います。
ここからはちょっと話が逸れますが、国際的な場面では、英語(言葉)の裏側にあるあなた自身の考え方や人間としての魅力で勝負することになります。
とすれば、あなたがどんな考え方を持っていて、どんな魅力を持っている人間なのか、の方が英語が話せるかよりもずっと大事になってきます。
しっかりとした考える力を育てるためにも、「日本語で考える」力はとても重要です。
今は英語教育が始まる年齢がどんどん低くなってきています。
自分は英語が出来ないから、子供には出来るようになって欲しい、と子供の英語教育に躍起になる方もいらっしゃるでしょう。
早期に英語学習を始めて損はないとは思いますが、「考える力」を育てる日本語の教育も疎かにするべきではありません。
日本人の私たちに求められるのは、第二外国語として英語を操る力です。
日本語でしっかり考えを構築し、それを英語で外国人に伝わるように表現できるからこそ、価値があるのです。
もちろん、英語がとても堪能になり、母国語と同じくらいスムーズに操れるようになると、英語で考えられるようになるかもしれません。
ただ、あくまでも英語で考えるのは、英語が堪能になったから、そう出来るようになった、という結果の話であり、英語が話せるようになるために必要なことではないのです。
2.「英語ではこう言う!」をたくさん知っておこう!
しかし、「日本人の考え」「日本人の心」のまま英語を習得しようとすると、それはそれで難しい問題に出くわします。
例えば、退社する時に良く使う、「お疲れ様でした。」
外国人の同僚たちに「お疲れ様でした!」と言おうとした時にふと、「これって英語でなんて言えばいいんだろう?」と頭が真っ白になってしまう。
そういえば、「お疲れ様でした。」って、英語でどう言えばいいんだろう?
正解は、「英語では、お別れの時に「お疲れ様でした」とは言わない。」です。
この時に大事なのは、「お疲れ様でした。」を英語にする力よりも、「英語ではお別れの時にどう言うべきか、知っておくこと」ですよね。
英語での一般的なお別れの挨拶は、
See you tomorrow!
また明日ね!
Have a good evening!
素敵な夜を過ごしてね!
などです。
「こういう場面では、英語ではこう言う!」ということをたくさん知っていれば、英語をナチュラルに使いこなすことが出来ますよね。
以前、こんなことがありました。
イギリスにある日系の会社で勤務していた時、日本にある本社から赴任していた社長が新年の挨拶で「今年も頑張りましょう!」という気持ちを込めて、
”This year, let’s work hard!”と言ってしまったのです。
実は、英語で“This year, let’s work hard!”と言うと、まるで今年までは”work hard”していなかった、つまり、頑張っていなかったように聞こえてしまうのです。
みんなを励ますつもりで「頑張りましょう!」と言ったのに、
「昨年までのあなたたちの働きぶりは不十分ですので、今年は頑張りましょうね。」
と言う棘のあるニュアンスに聞こえてしまったのです。
こんな時、英語では
“Let’s continue our great work!”
良い働きを続けていきましょうね!
というような、前向きな言い方をするのがコツです。
3.「英語ではこう言う!」の知識は、どう増やす?
では、「英語ではこう言う!」という知識は、どのように増やしていけば良いのでしょうか?
一番手っ取り早いのは、ネイティブが実際に読んだり、見たり聞いたりするものを自分の学習に取り組むことです。
つまり、ネイティブが聴くラジオや音楽を聴いたり、ネイティブが見るテレビ番組や映画を見たり、ネイティブが読む新聞記事や雑誌、本を読む、ということです。
でもこれって、とても敷居が高いですよね?
すぐに全てに取り組むのは無理があると思いますので、今日は1つ、「英語での読書」についてお話ししたいと思います。
英語で本を読むのは、簡単ではありません。
英語だけで本を読み進めて行くには集中力も必要ですし、あまりに難しい本だと読み終わる前に心が折れてしまうこともあります。
私が生徒様に良くオススメするのは、「ラダーシリーズ」の本です。
http://www.ibcpub.co.jp/ladder/
ラダーシリーズの本は、レベル分けされているので、自分のレベルに合った本を読むことが出来ます。
私のおすすめは、自分のレベルの1つ下くらいから始め、まずは英語で読むことの楽しさを感じたり、自信を付けたりするところから始めることです。
すでにラダーシリーズの本を読まれている方は、どんな風に活用されていますか?
ご感想などをコメント欄にいただけますと嬉しいです!
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決められたテーマに沿って、クラブ参加者と英語で会話を行う「英会話練習クラブ」です。
開催日時: 毎週第3回水曜日 20:30〜21:30
*次回の開催日時とテーマは、お申し込みページからご確認ください。
開催場所:Zoom
費用:無料
参加資格:
・60分間くらいは、英語のみで会話のやり取りが出来るくらいの英語力をお持ちの方
・バイリングアのニュースレターの無料購読をお申し込みの方(まだの方のみ)
こんな方におすすめ!
・日常生活の中で、英語で話す機会がない!足りない!
・色々な人と、英語でコミュニケーションを取ることを楽しみたい
・英語で話すことを練習する場が欲しい
・以前は留学や海外生活をしていて英語を使っていたが、今では英語を使う機会がなくなってしまった
最後に・・・
この英会話クラブは、毎月参加することが義務であったり、バイリングアでレッスンを受けていなければならない、などの縛りもありません。 「英語を話す機会が欲しい!」「英語を話す練習がしたい!」との思いで参加してくださる方々と、50分くらいの間英語のみで会話出来るくらいの英語力さえあれば、どなたでも参加できます。
例えば、ご友人や知人の方をお誘いして、一緒に参加!というのもOKです!
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