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「初めて」って最低!

4月・・・日本では新年度の始まりです。

 

 

新しい学校、新しい学年やクラス、新しい友達や先生、新しい職場、新しい同僚や上司・・・

とにかく、「新しいことづくめ」です。

そして、そんな「新しいことづくめ」の環境での自分の立ち振る舞いは全て・・・

「初めて!」の連続です。

私個人としても、今年度の始まりは大きな「初めて!」への挑戦でした。

私は近所の英語教室で小学生にも英語を教えており、今年で5年目を迎えます。

そして、5年目にして、このクラスに、児童英語教育の業界ではかなり有名な、実力も経験もとても豊富なスーパー先生を迎えることになったのです。

私も担任としてその先生と共にクラスに入りながら、教師力・ティーチング力を磨いていく1年の始まりで、どんな学びの多い1年になることかワクワクしているところです。

ただ、そのため、今まで私が4年間使ってきたテキストやクラスのやり方などはガラッと変わります。そして、最も大きく変わるのは、今まで私は1人で4、5人の生徒を教える、というスタイルのティーチングだったのですが、初めて、10人以上の生徒を一気に、その先生と「ティーム・ティーチング(2人で同時に教える)」というスタイルで教える、という点でした。

さあ、いよいよ初日のレッスンを迎えました。

正直、前の晩から緊張と不安で吐き気がするほどでした。

共にクラスに入るのは、たくさんの先生をトレーニングする立場でもあり、多くの先生から尊敬されている先生ですから、「私のティーチングを見てがっかりされたらどうしよう。ネガティブなフィードバックばかりだったらどうしよう。」、と不安でたまりませんでした。

Nickから「自分がその先生にどう思われるかではなく、目の前の生徒のために自分に何が出来るかに集中してレッスンに入れば大丈夫だよ。」というもっともなアドバイスをもらって、何とか朝スクールに行きました。

レッスン前に、ティーム・ティーチングで共に入るスーパー先生とレッスン内容に関して打ち合わせをしてレッスンに臨んだのですが・・・

私の心臓はバクバクと鼓動を打ち続け、最後まで鳴り止むことはありませんでした。

結局・・・私はいつものようなティーチングや生徒に対する声がけなどが全く出来ないまま、レッスンが終わってしまいました。

さらに、そのクラスの半数以上の生徒は私が昨年も教えてきた生徒たちでしたが、彼らから上手く英語を引き出すことが出来ず、思ったようなレッスンが出来ませんでした。

その日の終わり、私はがっかりして帰宅しました。

「自分がその先生からどんな風に評価されるか」ということばかり気にして、いつもの自分のように振る舞うことができず、目の前の生徒たちが十分に英語を話す環境を整えてあげられなかったことに、本当にがっかりしたのです。

そして、決意しました!

明日からは、とにかく目の前の生徒たちに集中しよう。レッスンが終わった後に後悔するような立ち振る舞いはもうしない!と。

案の上、次の日以降のクラスでは私も大分いつもの自分を取り戻すことができ、生徒たちからもたくさん英語が出て、スーパー先生も「素晴らしい生徒たちだ!」と褒めてくださいました。

そして、思い通りにいかなかった最初のクラスの次のレッスンをどうするかを考えているうちに、こんなコンセプトを思い出しました。

Terrible First Time

このコンセプトは、勇気・心の弱さ・恥・共感などについて研究を行い、それらに関する書籍も執筆しているブレネー・ブラウンさんが、自身のポッドキャスト”Unlocking Us”の最初のエピソードでお話ししています。

(*Unlocking Usはスポティファイで聴くことができます)

「初めて」という経験には、予想もしていなかった問題やハプニングが付き物であり、思い通りにいかないことが多いもの。だから、「初めて」の経験に対し、自分が素晴らしいパフォーマンスをすることを期待し過ぎると、あとでがっかりしたり、傷付いたりする可能性が高い。

だからこそ、

TERRIBLE First Time!

「初めて」って最低!

と腹を括って、自分のパフォーマンスに対する期待値を下げよう。

そうすることで、自分の無能さを責めたり、こうすれば良かったと後悔したりとネガティブなループにハマらずに済む、のだそうです。

ブレネーさんは、自分がポッドキャストを始めることや、初回のエピソードの収録がいかにTFT(Terrible First Time)だったのかを、面白おかしく話しながら、このコンセプトについてお話しています。

そして、ふと思い立ったのです。

前回のレッスンが、いかに私たちにとってTFTだったのかを!!

  • スーパー先生にとっても、初めてのクラス、初めての生徒、初めてのティーム・ティーチャー
  • 私にとっても、初めてのクラススタイルと、初めてのティーム・ティーチャー
  • 生徒たちにとっても、初めてのクラススタイルと初めての先生

そこにいた全ての人にとって、TFTの要素満載だったのです!!

このことに気がついた私は、2回目のレッスンの前に、スーパー先生に相談しました。

子供たちにとって「初めて」の要素満載だった初回のクラスでは、生徒の良いパフォーマンスを引き出せなかった可能性がある。

今回のクラスのウォームアップでは、生徒たちがやり慣れているウォーム・アップを私にやらせて欲しい。

「この子たちに、もう一度チャンスをあげて欲しい!」、と伝えました。

先生もこのアイディアに賛成してくださり、実践することになりました。

結果・・・

私は、子供たちのいつもの調子を引き出すことが出来、子供たちがたくさん英語を話してくれました!

ウォーム・アップの後、スーパー先生はニッコリ私に笑いかけてくださり

「They are much better!!」と言ってくださったのです。

Terrible First Timeは、英語学習にたくさん出現します。

  • 初めて、今まで使ったことのない単語やフレーズを使ってみる
  • 初めて、英語での会議に参加してみる
  • 初めて、英語のEメールを書いてみる
  • 初めて、英語でプレゼンやガイドをする
  • 初めて、TOEICを受ける
  • 初めて、字幕なしで海外ドラマや映画を見てみる
  • 初めて、英語で本を読んでみる

このとき上手に出来なくても、例え間違えたとしても、これは

Terrible First Time!

だと思って、次に進みましょう。

なぜって、この「初めて!」の経験での私たちの目標はただ一つ

Show Up

そこに存在する(つまりは、経験する)

これだけです。

「初めて!」を恐れて、いつまでも挑戦しなければ、Terrible First Time!を克服することは出来ません。

「初めて!」を経験したら、次以降は「初めて!」ではなくなります。

その事実だけでも、あなたのパフォーマンスは「初めて!」よりも良くなるはず!

あなたが今日出会う「初めて!」で、うまくいかなかいことや失敗してしまうことがあっても、

Terrible First Time!

「初めて」って最低!

と切り替えて、先に進んでみてくださいね!

英会話クラブにご参加ください!

Bylingua Conversation Clubとは!
決められたテーマに沿って、クラブ参加者と英語で会話を行う「英会話練習クラブ」です。

開催日時: 毎週第3回水曜日 20:30〜21:30
*次回の開催日時とテーマは、お申し込みページからご確認ください。

開催場所:Zoom

費用:無料

参加資格:

・60分間くらいは、英語のみで会話のやり取りが出来るくらいの英語力をお持ちの方
・バイリングアのニュースレターの無料購読をお申し込みの方(まだの方のみ)

 

こんな方におすすめ!
・日常生活の中で、英語で話す機会がない!足りない!
・色々な人と、英語でコミュニケーションを取ることを楽しみたい
・英語で話すことを練習する場が欲しい
・以前は留学や海外生活をしていて英語を使っていたが、今では英語を使う機会がなくなってしまった

 

最後に・・・
この英会話クラブは、毎月参加することが義務であったり、バイリングアでレッスンを受けていなければならない、などの縛りもありません。 「英語を話す機会が欲しい!」「英語を話す練習がしたい!」との思いで参加してくださる方々と、50分くらいの間英語のみで会話出来るくらいの英語力さえあれば、どなたでも参加できます。

例えば、ご友人や知人の方をお誘いして、一緒に参加!というのもOKです!

ぜひ、参加してみたい!という方、開催日時が気になる方は、下記の申し込みボタンをクリックしてくださいね!

たくさんの方の参加をお待ちしております!

3月 13, 2022