someとanyの謎

皆さんは、someとanyの単語を学習した時に

someは肯定文と、any は疑問文・否定文と使う

と教わりませんでしたか！？

私はそうです！

ですが、教える立場になるとこういう質問をいただく場合があります。

「なんで？」

。。。心の中では、「だってそう教わったんだもん！！」と叫びつつ

でも、もちろん生徒様の前ではそんなこと出来ませんので、

「確かに！不思議ですよね。今すぐには答えられないので、調べて来ても良いですか？」

とお答えしました。

そして、その後真面目にしっかりと調べたのですね。

すると！！！！

ようやく長年の謎が解けたのです！！！

今日は是非、このブログを読んでくださっている皆さんにお知らせしたいと思います！！

まず、someもanyもある名詞が、量的にどれくらいあるのかを表す言葉です。

訳としては、「いくつかの / ２、３の」というような形で覚えていらっしゃる方が多いと思います。

some apples                        some coffee

２、３個のりんご　　  いくらかのコーヒー

any questions                      any water

いくつかの質問　            いくらかの水

こんな風に使いますよね！

さて、ではどうして肯定文ではsome、疑問文・否定文ではanyを使わなければいけないのでしょうか？

実は、someとanyでは、数の「前提」が違うのです！

someは「１以上、２、３の」

anyは、「０以上、２、３の」

という意味なのです。

つまり、

someは、絶対に１以上はある場合、anyはもしかしたら0かもしれない時に使う

のです。

例えば、appleを例にして考えてみましょう！

 

肯定文と使うsome

I want to eat some apples.

私はいくつかのりんごが食べたいです。

→「食べたい」と言っているので、りんごは絶対１以上であるはず！

否定文と使うany

I don’t want to eatany apples.

私はりんごを全く食べたくありません。

→ここでは「1つも食べたくない！」と言っているので、必然的にりんごは0です。

疑問文と使うany

Do you want to eat any apples?

あなたはりんごをいくつか食べたいですか？

→相手が食べたいかどうか分からないので、0も含まれるanyを使う。

だから、ネイティブの先生って良くこんな風に行っていませんでしたか？

Do you have any questions?

何か質問がありますか？

これは、questionがあるかどうかが分からないからanyを使っていたのです！

このsomeとanyの考え方は、somebodyとanybodyという風に他の言葉とくっついた時も同様です。

I saw somebody in the room last night.

私は昨夜その部屋で誰かを見ました。

→「誰か」を見たこと確かなので、１以上であるsomeを使う。

I didn’t see anybody in the room last night.

私は昨夜その部屋で全く誰も見ませんでした。

→「誰も見なかった」ことを表すので、0を含むanyを使う。

Did you see anybody in the room last night?

あなたは昨夜その部屋で誰かを見ましたか？

→「誰かを見たか？」と質問しているので、0を含むanyを使う。

いかがでしょうか？

私はこういう発見をする時、「英語って面白いな〜」とつくづく思います。

これからも楽しく英語を学習していきましょうね！^^