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英語学習に日本語訳は必要!?

英語を学習し始める時、いつも「こんにちは = hello」という風に、訳語を元に学びますか?もちろん、訳した言葉を元に新しい単語を学習するのが簡単な単語はたくさんあります。

 

特に、意味が曖昧であったり、概念的な言葉であると、文脈や状況から意味を理解しなければならない場合がたくさんあるので、「訳」を頼りに意味を理解していく方が効率的な場合が多々あります。

 

しかし!!

日本語訳に頼り過ぎる学習は、いずれ大きな壁にぶち当たります!!

 

「英語を日本語に訳す」が主流だった30年以上前の英語教育が悲鳴を上げ、大手英会話学校が次々と台頭していった日本の英語教育の歴史を考えると、一目瞭然ですね。

 

日本語に訳せても

英語が話せない!

英語が使えない!

この現実に日本人が気がつき始めたわけです。

 

これは、言語というのは、その国の歴史や文化とは切り離せないものであり、その国の言葉を「使いこなす」ためには、その国の歴史や文化をある程度理解する必要があるからです。そしてそのためには、「この状況では、こうする」という風に、状況と言語を紐付けて覚えていく必要があります。

 

例えば、

「よろしくお願いします」

「お世話になります」

「お先に失礼します」

などの日本文化を大きく反映した表現には、当たり前ですが、英語訳がないのです。

 

なぜなら、同じような状況下で、英語では上記のようなフレーズを使わないからなのですね。

 

夏目漱石が”I love you.”を「月がキレイですね。」と訳した、というのは有名なお話ですよね。

英語では、恋人にはもちろん、家族同士でも、カジュアルにI love you.と言います。電話を切るときの「バイバイ」の感覚で、I love you!と言って電話を切るシーンを、映画やドラマで見かけたことはありませんか?

ですが、日本語では、よっぽどの状況でない限り、「愛してるよ」と言って電話を切るひとはなかなかいないと思います。

これも、言葉がその国の文化を大きく反映している良い例ですね。

 

 

1.日本語の「〜する」には注意!

 

日本人にとって大きな敵となる英語の訳は「〜する」です。

「する=do」と紐付けていると、つい下記のような間違いをしてしまいます。

 

×ジョギングする=do jogging
 

日本語でカタカナ英語になっている「活動名詞」は、動詞にするとそのままの言葉に「する」を追加だけですね。

 

ジョギングの他にも

hiking(ハイキング)

camping(キャンピング)

surfing(サーフィン)

snowboarding(スノーボード)

などが、この活動名詞に当たります。

 

これらは、日本語をそのまま英訳しようとして「do jogging」言ってしまいがち。

 

しかし、基本的に最後が「-ing」で、さらに日本語でもカタカナで表されるような活動名詞は「do」じゃなくて「go」を使うのがほとんどです。

 

だから「ジョギングする」じゃなくて「ジョギングにいく」です。

I go jogging.

 

また、時制を変更したければ「go」だけを活用させましょう。

I went jogging.

 

 

 

2.動詞の形にも注意!

 

カタカナ語でも、「-ing」のつかない英語は、下記のように単語の形に気を付ける必要があります。

 

例1)コミュニケーションする

We have really good communication.

  We communicate well.

*「コミュニケーションする」の「コミュニケーション」は英語の名詞(comminucation)

 

×  We do communication well.

*「コミュニケーションの動詞はcommunicate」

 

 

例2)インストールする

  We installed the new software.

 The software installation was completed.

*「インストールする」の「インストール」は英語の動詞(install)

 

×  The software install was completed.

*インストールの名詞はinstallation

 

 

 

3.「連語」

 

「連語」とは、言葉のペアです。

特に、目的語となる名詞と動詞のペアの事です。

 

例えば「意見を言う」という表現は

意見(目的ごとなる名詞)言う(動詞)

となりますので、「連語」です。

 

意見という名詞には、他にも「持つ」という動詞を使う事もできますから、この2つも連語ですね。

 

意見を持つ意見(目的語の名詞)持つ(動詞)

 

英語にも同じように連語がありますが、日本語と同じようにいかない場合があるので注意が必要です。

 

例えば、意見の英語に当たるopinionを見てみましょう。

 

意見を持つ→have an opinion

意見を言う→give an opinion

× 意見を言う→say an opinion

 

「薬を飲む」ももう一つの良い例ですね。

薬を飲む→take medicine

× 薬を飲む→drink medicine

 

 

この様な例はたくさんありますから、他の連語を見つけたり、質問があればどうぞコメントセクションに載せてくださいね!

 

 

5月 16, 2021