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ネイティブから見る日本の英語教育の軌跡

日本における英語学習市場は、とても大きいですね。テレビでも、ネットでも、電車の中でも、一歩街に出れば、英語学習に関する広告が目に飛び込んできます。

つまり、「英語を学びたい」と思っている人にとっては、無限の選択肢があるわけですよね。
たくさんの選択肢の中からどんな選択をするのが良いのか、迷ってしまう場合もあるでしょう。

 

だからこそ、このブログを読んでくださっている皆様には、僕たちが英語を教える人間として、それぞれの選択肢に対し僕たちがどう考えているのか、率直で正直な意見をシェアしたいと思います。

 

英会話スクールや、コーチングプログラム、アプリ、オンラインコース、プライベートレッスン、資格試験など、様々な学習方法を取り上げ、僕たちが考えるメリット&デメリットについてお話ししていきます。また、これらの学習方法は日本の英語教育の歴史と深く関わっているため、今回の内容はシリーズ化して何回かの記事に分けて取り上げていきます。

正しい知識が、判断材料になります!

僕自身がバイリングアを通じて英語学習プログラムを提供している立場ですから、僕の意見にも偏りはあります。バイリングアが提供している英語学習のプログラムは、何十年もかけて自分自身が積んできた語学学習経験と、日本人に英語を教えてきた経験から生まれたもので、あなたが望む結果を出す英語学習プログラムとして、自信を持って提供しています。

 

ですが、このブログの目的は、今英語を学習している方や、これから始めたいと思っている方が「今の自分の学習ステージには、どのような学習方法がベストなのか」を自分で選択出来るようになるための、判断材料を差し上げることです。

ですから、バイリングアは今回のレビューには取り上げません。

 

このシリーズを読んでいくと、なぜバイリングアが今の形でコースを提供しているのか、なぜ結果が出るのかを理解していただけるかもしれません。

しかし、英語学習方法というのは、「これがいい。これが悪い。」と白黒を付けられるものではありません。様々な学習方法のメリットを組み合わせて、自分の目標を達成するための総合的な学習習慣を作り上げていく。

それこそが自立的な学習で、バイリングアのブログを読む皆様には、そんな自立した学習者になっていただきたいと願っています。

 

また、僕は今でも、英語講師として様々な英語教育プロバイダーと提携して教えています。ですから、僕とは違うやり方を批判する意図も全くありません。ただ、だからこそ僕の経験から役立つ気づきを皆さんにお伝えすることが出来るのではないか、と思っています。

また、10年以上英語教育現場に立ち続ける僕の妻のAi先生も、「日本での英語学習を通じて英語を習得した」という実体験と経験から、ところどころで意見を追加してくれます。

 

僕たちの意見を参考にしながら、ご自身の知識を深めたり、自分の意見はどうか、と考たりする機会にしていただけたら嬉しいです。

学校での英語教育(小学校から高校)

では、まずは日本の学校の英語教育を見ていきましょう。

もちろん、僕は日本の学校では教えた経験がありません。ですから、ここから述べる僕の見解は、他の先生や生徒から耳にした体験談や、僕が読んだことがある記事、書籍などの情報を元にしています。

 

従来、英語という科目は中学校から必修化され、高校3年生まで行われてきました。

しかし、ほとんどの学校での英語教育の目的は、高校や大学受験に合格するための試験対策や、一部、希望する高校や大学の受験で必要となる場合のための、英検などの英語能力試験の対策となっていました。

最近では、日本政府は英語の義務教育期間を延ばす方向の政策を立て、今では小学校から英語教育を始めています。

2020年より、小学3年生から英語教育がスタートしています。3・4年生では「外国語活動」というカリキュラムとして、5・6年生では「外国語」という教科として導入されています。
Ai先生の追加情報

必ずしもこれが悪いことだとは言いかねますが、下記の懸念があげられると思いますし、実際にそういう声をあげる方もいらっしゃいます。

 

1)子どもたちの年齢がまだ低いうちから外国語教育(英語教育)に力を入れることは、子どもたちの母国語である日本語の習得と国語学習(書き取りや読解など)に弊害があるのでは?

 

2)英語の義務教育期間を延ばすという決断は、「義務教育を終えた後に日本人が英語を話せないのは、学習期間が短いからだ」という仮説の上に成り立っている。
学習期間を伸ばせば、日本人が英語を習得できるようになるのか?

 

まず、1)にあげられる、低年齢から英語学習に集中することで日本語学習に弊害があるとは考えにくい、と僕は思います。

実は、多くの研究結果では、子どもが効果的な方法で語学教育を受けている場合、そこまでの追加的な努力なく複数の語学を同時に習得できるとされています。

また、事実として、子どもの脳は神経可塑性(外界の刺激などにより、神経系が機能的・性質的な変化を起こす性質のこと)が高いので、大人よりも簡単に、楽に英語の神経ネットワークを作りやすく、自然な英語の発音も身に付けやすいのです。

むしろ、低年齢から英語の学習を始めることは良いアイディアのように思えますね!

 

そして、2番目のポイント見てみましょう。

英語学習の期間が長くなれば、より良い結果を生み出せるのでしょうか?

 

このブログを読んでくださっている皆様は、ほとんどの方は学校での英語教育が終わった後も、自主的に英語を学ばれている方がほとんどだと思います。

やはり、英語を習得するためには、「長く学習をする必要がある」と思いますか?

 

さあ、今日の記事はここまでにします!

 

もしよければ、皆さんも、上の1)、2)についてどうお考えか意見を聞かせてください!
ご自由に、コメント欄からご意見をお寄せくださいね!

バイリングア・英会話クラブについて

 今年1月より、Bylingua Conversation Club(バイリングア・英会話クラブ)を発足しました!

Bylingua Conversation Clubとは!
決められたテーマに沿って、クラブ参加者と英語で会話を行う「英会話練習クラブ」です。

開催日時: 毎週第3回水曜日 20:30〜21:30
*次回の開催日時とテーマは、お申し込みページからご確認ください。

開催場所:Zoom

費用:無料

参加資格:

・60分間くらいは、英語のみで会話のやり取りが出来るくらいの英語力をお持ちの方
・バイリングアのニュースレターの無料購読をお申し込みの方(まだの方のみ)

 

こんな方におすすめ!
・日常生活の中で、英語で話す機会がない!足りない!
・色々な人と、英語でコミュニケーションを取ることを楽しみたい
・英語で話すことを練習する場が欲しい
・以前は留学や海外生活をしていて英語を使っていたが、今では英語を使う機会がなくなってしまった

 

最後に・・・
この英会話クラブは、毎月参加することが義務であったり、バイリングアでレッスンを受けていなければならない、などの縛りもありません。 「英語を話す機会が欲しい!」「英語を話す練習がしたい!」との思いで参加してくださる方々と、50分くらいの間英語のみで会話出来るくらいの英語力さえあれば、どなたでも参加できます。

例えば、ご友人や知人の方をお誘いして、一緒に参加!というのもOKです!

ぜひ、参加してみたい!という方、開催日時が気になる方は、下記の申し込みボタンをクリックしてくださいね!

たくさんの方の参加をお待ちしております!

3月 17, 2022