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好奇心の魅力

皆様、あけましておめでとうございます。

2020年がやっと終わりましたね。

年が明けたからといって、新型コロナウィルスがハッピーエンドの小説のように突然消えてなくなるわけではありませんが、私たちが昨年体験した「ニュー・ノーマル」は、ほとんどの人にとっては今ではまるで「日常」のようになっていると感じます。

皆様はいかがでしょうか?

今日は、2021年の始めということで、今年のテーマをぜひ皆さんと共有したいと思います。

それは、「好奇心」です。

僕はいつも「すぐに上達する生徒様と、あまり上達しない生徒様」の違いについて考えています。

元旦の朝、散歩をしながら急にあるポイントが頭に浮かんできました。

それは「英語に対する好奇心」があるか、ないか、です。

多くの人は、上達はレッスンの時間に起こると思っています。

だから、先生の価値は「知識の量」や「ティーチング力」だと思われている方もいるでしょう。

しかし、上達は「レッスンとレッスンの間の時間に起こる」のです。

1番上達率の高い生徒様は、自分の興味や関心に合わせて英語を学習しているため、「好奇心」、つまり、「もっと知りたい」という欲求が尽きないのです。

・「これは、英語ではどうしてこういう表現をするのだろう?」

・「この日本語は、英語ではなんて言えばいいんだろう?」

・「どうすれば、ネイティブの人にもっと分かりやすく伝わるんだろう?

・「日本ではこんな風に考えるけれど、英語を話す人たちはどういう風に考えるんだろう?」

「好奇心」があれば、自然に、自分で調べることや、先生に質問するという行動につながり、この過程こそが、「学び」となるのです。

自分の今までの言語学を振り返ると、確かにその通りです。

僕は日本に住んでいるので、生活しているだけでも日本語の興味はたくさん湧いてきます。

例えば、

・「ころころ」と、「ごろごろ」はどう違うんだろう?

・しゃちょう(社長)、しゅちょう(主張)、しゅっちょう(出張)は読み方が似ていて覚えにくい!どう覚えようか?

また、僕は日本に住んでいるだけではなく、日本の文化に深く関心があります。

ここ数年は、毎年お正月に「書き初め」をして、その1年のテーマとする漢字1文字を書くことを練習します。

(ちなみに、今年のテーマは「動」。積極的に体を動かし、行動することで、自分のビジネスをもっと広げていきたい!と言う思いと、ダイエットのために運動しなきゃ!という思いを込めました。笑)

また、最近は「禅」にも興味があるので、毎日「禅」についての本を読んでいます。

新婚旅行のためにギリシャ語を3週間だけ勉強した時は、旅行に便利な言葉・文法・表現だけを学びました。

だって、僕のギリシャ語に対する興味は

「レストランに行ったら、どうやってビールを頼もうか?」

くらいしかなかったんですから!笑。

また、イタリアの文化が大好きなので、今でも週2回、優しいイタリア人の先生とオンラインでイタリア語を練習しています。

その授業の中では、文法や語彙などの勉強の代わりに、僕が深く興味を持っている哲学や人生の生き方についてよく話します。

イタリア語の宿題は、エッセイを書く、記事を読む、動画を見ることなどです。

このような深い話は、上級者レベルにならないと無理だ!と思う人もいるかもしれません。

しかし、先生として、そして生徒としての経験から言うと、どんなレベルでもこう言う内容を話すことができます。

必要なのは、あなたの興味・関心、そして好奇心だけです!

そんなことを考えて、「禅」の本を開くと、こんな言葉が目に飛び込んできました。

【寿山青不老】(じゅざんはあおくしておいず)

これは、「百年、千年の時を経ても、山の姿は青々として変わらない。」という意味だそうです。

私たちの体はを追うごとに歳を取りますが、心の年齢は自分次第です!

子供のような「好奇心」を忘れず学び続ければ、いつまでも心は若く、青々としていられると思います。

今年、あなたはどんな興味・関心、そして「好奇心」を持って、英語の学習に取り組みますか?

良ければ、コメント欄からシェアしてみてくださいね!

参考文献:升野俊明著「禅ごよみ365日」 

1月 9, 2021