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写真:Photo by Marten Newhall on Unsplash
その日、授業はもう終わるところでした。画面の向こうの中級者の生徒さんがガッカリした顔をしていました。
Are you okay?大丈夫ですか?
私は聞きました。
I make a lot of the same mistakes in my homework.ホームワークで、いつも同じような間違いをしてしまいます。
生徒さんは答えました。
They’re always such simple mistakes. It’s like I’m a complete beginner.とてもシンプルなミスばかり。まだ私は全くの初心者のようです。
このような会話は結構よくあります。
例えば、よくある宿題の例を実際に見てみましょう。中で赤色のハイライトした部分が間違いで、緑色の大文字で入れてあるのは、私が添削のために入れた言葉です。
“My dream is to work for the (A) big company. I think I will BE happy there.”
実は、この文章からは2つの大事なことを学べます。
皆さんは、それはなんだと思いますか?
この文の冠詞 (the/a)とbe-動詞をミスしても全く理解問題がありません。ですから、「パーフェクト」は最初の目標しない方がおすすめです。
その高いハードルをセットすれば、すぐにガッカリすると思います。
その代わり、現在の実力から一歩前に進むことに集中する方が、やる気が出ます。
目標を高く設定しすぎて、自分でモチベーションを削いでしまうよりは、ハードルを下げて、達成出来たことを喜ぶ方が前向きに先に進んでいけますよね!
この宿題の文章の中で、ミスはたった2つでした。
この文章は正しく書いていれば、16個の語彙が必要ですから、ミスが2つであれば「ミス率」はわずか12.5%!つまり、残りの87.5%は正解なのです!!
もちろん、間違っていた部分、出来なかった部分がつい気になってしまうのは、自然なことですよね。
でも、少し立ち止まって、「出来た部分」「習得できるようになったこと」「間違えなかった部分」に焦点を当て、自分の成長を認識するのもとても大事ですよ。
いかがでしょうか?
次回のレッスン後、宿題の出来に「ガッカリ」してしまった時は、ぜひこのことを思い出してみて下さい。
上達にとって大切なのは、学習を続けること。
その続ける原動力となる自分の気持ち(モチベーション)を整えることをも、英語学習の大切な一部ですよ!