• お買い物カゴに商品がありません。

英語の会議に参加するためには!?

僕たちは、外国語(英語)を話さなければいけない場面で、もちろん、自分のレベルの限界(出来る限り高いレベルで)話そうとすると思います。今まで学習してきた単語、文法などを出来るだけ駆使して、スムーズなコミュニケーションを成立させようと必死になりますよね。

 

 

しかし、以前のブログ記事でも述べたように、様々な要因により、僕たちのスピーキングレベルは日によって上下します。(詳しくは、こちらをお読みくださいね!)

 

 

今回は、僕たちのスピーキングレベルを左右する様々な要因の中でも、最も重要な影響をもたらす要因となる「状況」に焦点を当てます。「状況」を上手に判断することで、常にあなたのベストな状態で英語のスピーキングが出来るようになります

 

 

では、「状況を上手に判断する」とは、どういうことでしょうか?

 

 

僕は、生徒様から下のようなコメントをよく聞きます。

 

  • ・英語での会議に参加したい
  • ・海外のクライエントとの英語でのカンファレンスコールに参加できるようになりたい
  • ・〇〇国のクライエントとのコミュニケーションをもっとスムーズにしたい

このような目標をお持ちの方々は、これらのことが「いつか」出来るように、英語を自分なりに学習されています。実際に、英語のレッスンを受講されている方もいるでしょう。

 

 

ただ、残念なことに、この「いつか出来るように」と思ってやる学習やトレーニングは、ほとんどの場合は無駄に終わってしまいます。

 

 

なぜかというと、

これらのことは「実際にやってみる」ことでしか、上達出来ない

のです。会議も、テレフォンカンファレンスも、外国のクライエントのコミュニケーションも、全て「生モノ」であり、状況によって対応しなければならないことは変わります。

 

 

学習やトレーニングをすることだけでは、いつまでたっても、実際にこれらのことが出来るようにはならないのです。

 

 

「ライブで、実際に、参加する」

 

 

そうやってスキルを磨いていくことで、出来るようになります。

 

しかし、「失敗やミスが許されない現場で、そんなことは出来ません!」と思われる方もいるでしょう。

 

 

だからこそ、今日のトピック、つまり「状況を上手に判断する」ことが重要になるのです。

 

 

実は、今日お話しする内容は、言語学習オタクの僕でも聞いたことがない内容で、僕の独自の考えです。特に、仕事で英語を使う方にお役に立てれば、本当に嬉しいです。

状況の「危険度レベル」とは?

英語を話さなければならない状況を、どう上手に判断するか。
一言で言うと、「状況の”危険度レベル”」に注目して判断してください。

 

危険度レベルとは、「英語を間違えてしまうことや、コミュニケーションで誤解を生むことが、どれだけ深刻な結果に結びつくか」ということです。

 

 

もちろん、仕事の現場で英語を間違えてしまったり、誤解が生まれるコミュニケーションをしてしまうことは、理想的な状況とは言えません。でも、状況によっては、その場合でも大した結果には結びつかない場合もありますよね。

 

例を挙げて考えてみましょう。

 

会社の重要なクライエントと、仕事上の問題や課題について話し合わなければならい時。これは、コミュニケーションで間違いをしても良い状況とは言えませんね。

 

ちょっとした間違いは仕方ないですが、あなたの言いたいことを明確に伝える必要があります。もしそうでなければ、クライエントを怒らせてしまう可能性もあります(特に、あなたの会社側のミスについての話し合いであれば尚更です)し、コミュニケーションから生まれた誤解によって、状況が悪化してしまうことも考えられます。

 

この場合、この状況は「危険度レベルが高い」と判断できますね。なぜなら、コミュニケーション上の間違いや誤解が、深刻な結果をもたらす可能性があるからです。

 

 

しかし、例えば、同じ会社の外国人上司への、成果報告の会議であれば、どうでしょうか?もちろん、上司への報告ですから正確に伝える必要はあると思いますが、万が一間違いが生じたとしても、後から報告し直すことも出来ますよね。

 

 

特に、日本人の部下が一生懸命英語で報告するのを応援してくれるような上司であれば、尚更です。

 

 

この場合、この状況の危険度レベルは中くらいでしょうか。

 

 

または、あなたが受けている、ネイティブの先生との英語のレッスン。ここは、あなたがお金を払って買っている「練習・トレーニングの場」です。先生は、あなたの英語を上達するためにあなたをサポートしてくれる存在です。

 

ですから、この状況で英語の間違いが生じても、なんの問題もありません。まあ、最悪の事態と言えば、「先生が自分の言ったことを理解しなかったので、もう一度言い直した」くらいでしょう。

 

 

この場合は、もちろん、状況としての「危険度レベルは低い」となります。

 

 

では、英語を話す状況の「危険度レベル」は、あなたの英語のスピーキングレベルとどのように関係しているのでしょうか?

 

ほとんどの人は、僕らのスピーキングレベルは時系列に左下から上がっていき、学習時間によって右上に上がっていく、と考えています。

 

そして、「今」の自分のレベルは、1日単位では変わらない、と考えています。

 

しかし、先ほど紹介した以前のブログ記事でもお話しした通り、ストレスなどの様々な要因によって、僕たちのスピーキングレベルは刻一刻と変わります。特にストレスは、特にビジネスの場で僕たちが外国語を話すときには、常に感じているモノですよね。

 

ですから、状況に応じて、「あなたのスピーキングレベルを自分でコントロールする」ことをお勧めします!

スピーキングレベルのコントロールとは!?

 

例えば、あなたが普段通りに英語を話すとき、色々と間違えてしまうことはあるとしましょう。間違えてしまうのは、もちろん、あなたの今のレベルの限界ギリギリのところでコミュニケーションを取ろうとしているわけなので、当たり前です。

 

しかし、もしあなたが、先ほどお話しした「危険度レベルが高い」状況にいるときは、「間違い」は出来る限り最小限に抑え、「正確」に話した方が良いです。

 

 

例えば、あなたが普段通りに英語を話すとき、色々と間違えてしまうことはあるとしましょう。間違えてしまうのは、もちろん、あなたの今のレベルの限界ギリギリのところでコミュニケーションを取ろうとしているわけなので、当たり前です。

 

しかし、もしあなたが、先ほどお話しした「危険度レベルが高い」状況にいるときは、「間違い」は出来る限り最小限に抑え、「正確」に話した方が良いです。

 

 

つまり、上の図のように、あなたの英語レベルを少し下げる意識をすると良い、と言うことです(図では、例として20%くらい、としていますが、その数字がどうか、と言うより「それくらい下げる意識をする」ことが大事です。)

 

 

この「スピーキングレベルを下げる」と言うのは、まだ正確に使いこなせていない文法や単語などの使用は避け、コミュニケーション上の誤解を避け、正確に話し合いを進めることを目的として、より簡潔で短い文章構造を使用した英語を心がける、と言うことです。

 

 

ですが、英語のレッスンなど、危険度レベルが低い状況の時は、あなたのスピーキングレベルを最大限に活用するように、プッシュしてみてください!図のように、自分の現在よりも20%くらい上のレベルという意識を持って英語を使ってみましょう。

 

 

つまり、自分がまだ使い慣れていない文法や、学んだばかりの単語や表現を、間違えることを覚悟して意識的に使うことです。

あなたの先生は、あなたの間違いから、単語や文法の正しい使い方を教えてれることでしょう。

危険度レベルが低い状況では、あなたの学びを最大限に深めるためにも、出来るだけたくさんの間違いをすることを、ぜひお勧めします。

 

リスニングはどうする?

リスニングは、確かに難しい要因です。あなた自身がレベルをコントロールできるわけではないですからね。

でも、本当にそうでしょうか?

 

リスニングの場合は、話している相手が使う単語、イディオム、複雑な文法などを制限することは出来ません。ですが、相手がより分かりやすい英語を話してくれるようにガイドする2つのツールがあります。その2つのツールとは

 

  1. 1. 質問する

  2. 2. 簡潔に話す

  3.  
  4. ことです。
  5.  

まず、「質問」は、もちろん色々な形ですることができますが、相手の英語のリスニングをやりやすくする目的でする質問は、あなたが理解できなかったことをリピートしてくれるように頼むことや、理解できなかったことの、確認のためにする質問です。

 

もちろん、相手に対し、何度も「リピートしてください」と頼むのは、気が引けますよね。しかし、会議などの場面で、もしあなたが「もう一度リピートしてください」とお願いすると、相手に「この人が理解出来るスピードよりも、少し早く話しているんだな」と気が付いてもらうシグナルを送ることになります。

 

実は、ネイティブスピーカーは、英語をネイティブとしない人にとって何が難しく、何が簡単なのか、知らない人が多いのです。ですから、なんの意識もなしに、イディオムやあまり知られていない単語などを使ってしまいます。

 

ですから、このような時は、あなたのお願いは、相手が明確にコミュニケーションをするための助けとなり、その結果、話している双方がメッセージをしっかりと、正確に理解する、正確なコミュニケーションを生み出す助けとなるのです。

 

2つめのツールは、あなたの実際のスピーキングレベルよりも、下のレベルで話す、ということです。一般的に、ネイティブスピーカーは無意識的に「ミラーリング」と言うテクニックを使って話しています。この「ミラーリング」とは、会話をより分かりやすくするために、相手が使う単語や文法を無意識的に使う、と言う行動です。

 

このテクニックは、特に外資系の会社の営業トレーニングで、クライエントやサプライヤーなどとの関係構築のためによく教えられています。ここでは、このテクニックを逆手に取り、あなたにとって分かりやすく快適な会話にしていくように活用していくことができます。

結論

英語で話さなければいけない「リアルな」状況に身を置くことは、最初はとても勇気のいることだと思います。

でも、「ここからは、会議に出れるよ」という明確なレベルの線引きは存在しません。だからと言って、あなたに出来ることが何もできないわけではないのです。

 

今日のブログで述べた、下記の点をぜひ実践してみてください!

 

 

  • 1. 誤解を避けるために、あなたの実際のスピーキングレベルよりも、下のレベルで話すことを意識する
  •  
  • 2.  使い方がほぼ完璧に分かっている単語や文法を使う
  •  
  • 3.  相手の英語が理解できなかった時は、あなたの理解が正しいかどうか確認するための質問をする
  •  
  • 4.  相手の「ミラーリング」を活用するため、なるべくシンプルで簡単な文章構造を使う

 

最後に、あなたが英語のレッスンを受講されている場合は、会議に参加する練習を先生にやってもらいましょう!まずは、シミュレーションで練習することで、実際に参加するハードルを少し下げることができます。

 

練習している状況が、リアルな状況と近ければ近いほど、リアルな状況でもあなたの実力で英語を話すことが出来るようになっていきます。

 

あなたの英語の先生は、あなたの目標を達成するためのリソースの一つです。あなたのスキルアップのために、上手に活用しましょう!

 

 

Good luck!!  You can do it!

 

ちなみに・・・

それでも、「リアルに会議に参加するのは怖い!」と思ってしまう方は、下記のブログ過去記事があなたの気持ちを後押ししてくれるかもしれません。

どうぞ、参考にしてみてください!

飛び込む時はいつ!?

数十年ぶりに自転車に乗るという経験から、「始める前の不安にどう打ち勝つか!」について書いています。

「初めて」って最低!

4月・・・日本では新年度の始まりです。私にとって、今年度の始まりは大きな「初めて!」への挑戦でした。

7月 17, 2021