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Practice makes perfect
という表現を聞いたことがありますか?
文字通りでは「訓練によって、完璧になる」という和訳が正しいです。
自然な日本語だと「体で覚える」とも言えるでしょうか。
体力的な訓練を考えば、自然とこの意見を受け入れられますね。英語も、やはり体(口)を使って日本語にはない音を出す、という観点では、訓練が必要です。
では、良い「訓練」とは、一体どんな訓練でしょうか。
基本的に、「訓練」の質は、「練習の時間」と比例すると、よく誤解されています。
もし有効性のない活動をしていたら、100時間やったとしても、効果はないかもしれませんよね。
僕にとっては、「良い」訓練とは、「意図的な」訓練だと信じています。
あなたの訓練が、いかに目標達成に近づくために有効か、というを意識した訓練かどうか、という事です。
では、どうやってあなたの訓練を「意図的な訓練」に出来るのか。
そのためには、下記の4つ全てを、必ずあなたの「訓練」にお使いください!
良い訓練は、あなたを必ず上達へ導いてくれますよ!
1.次のステップへ進めための、短期的なミクロゴールをセットする
多分、このブログのよく読んでくださっている方々は、もうゴール(目標)の重要さについてよく分かっていると思います。
特に、最終的な英語のゴール、つまり「最終的に英語を使って何をしたいのか」ですね。
もちろんこの「最終的なゴール(目標)」は学習プラン全般に大きな影響がありますので、とても大事です。しかし、長期的な目標ばかり見ていると、なかなか「では、今日、明日、何をするべきなのか?」が見えにくくなる場合があります。
この、今日、明日の学習をしっかり積み重ねるためには、「ミクロゴール」の設定がとても重要です。
ミクロゴールとは、短期で達成でき、なおかつ達成未達成かがはっきりとわかる、細かい目標の事です。
例えば、最終的なゴールが「英語で映画を字幕なしで見たい」であるとしたら、ミクロゴールの「英語のリエゾンを勉強すること」は、最終的なゴールに関係性があって、なおかつ短期で達成か、未達成かをはっきり測定できます。
それに、こういうミクロゴールを継続して達成することで、上達感につながるので、やる気もアップします。
2. 学習が「主体的」か、「受動的」か
これは、訓練が「効果的」かどうかの一番重要なポイントです。
毎日の英語学習の効果は、「頭を使っているかどうか」で確かめる事ができます。
現代は、広告や宣伝で「英語は簡単にできる」と謳われるトレンドがあるように思います。
しかし、上達するためには、ある程度「脳が疲れること」が必要です。
脳には「海馬状隆起」という部分があります。
この部分には、「大切な情報」と「大切のない情報」を分別する役割があります。ここで「大切な情報」だと認識された情報だけが、「記憶」となります。
ということは、「英語の単語・文法点等」は、脳に「大切な情報」だと判断してもらう必要があります。
それには、脳味噌を動かせることです。
もし脳味噌を一生懸命使ったら、「海馬状隆起」は「この情報はとっても大切だそうなので覚えときまーす!」と判断するのです。
もちろん、アプリなどを使った簡単な勉強法もある程度役に立ちますが、これらの学習は「読む」「聞く」などの受動的な活動が多いので、有効な訓練ほど上達には直結しないことを、理解しておく必要があります。
効果的な基本学習は、「脳味噌は働かせる学習」です。
次のセクションでは、どうやってそのような学習をするのか、についてお話しします。
3. ちょっと怖い(レベルが高い)チャレンジに挑戦しましょう
前は、僕の一番怖い言語学習ストーリーを共有しました 。
これは、僕にとっての「ちょっと怖いチャレンジ」でした。
(その記事は、こちらからお読みいただけます↓)
ニックの怖〜い話
今回は、ニックが体験した怖〜い話をご紹介!
例えば、「洋画を字幕なしで見たい方」は「YouTubeの短期動画」を毎日字幕なしで見て、内容をまとめる、などは良い方法だと思います。
最終的な目標と関係性がありますが、チャレンジとしては「ミニバージョン」ですからね!
毎日すると、英語の速度、リエゾンなどを慣れてくるでしょう。
最初は、少し難しくて、ちょっと怖いチャレンジかもしれません。
しかし、毎日チャレンジすることによって、少しずつ「難しい」と感じなくなります。
または、しっかりとリスクアセスメントをした上で、ビジネス会議に参加してみるのも良いです(詳しくは、以前こちらの記事に書きました↓)。
英語の会議に参加するためには!?
実は、今日お話しする内容は、言語学習オタクの僕でも聞いたことがない内容で、僕の独自の考えです。特に、仕事で英語を使う方にお役に立てれば、本当に嬉しいです!
4. 色々な題材を使った学習に取り組む
Variety is the spice of life
この英語の表現を英語学習に当てはめると、「ずっと同じことをやるのはつまらないので、たまには別のこともやってみましょう。」ということになります。
毎日同じ食事を食べるとすぐに飽きちゃいますよね。
言語学習は一緒です。
もし、動画を見る学習に飽きてしまたっら、たまには記事、本のような書き物のコンテンツにを学習するとリフレッシュになります。
それに、自分の「好奇心」に従った学習は、新しい発見や学びを生み出し、学習事態が豊かな時間になるでしょう。
(好奇心に従った学習については、今年の最初に記事にしました↓)
好奇心の魅力
皆様、あけましておめでとうございます。 今日は、2021年の始めということで、今年のテーマをぜひ皆さんと共有したいと思います。
いかがでしたか?
あなたの今の英語学習方法も、この4つのポイントから見直してみることで、もっと上達に直結する効果的な学習になるかもしれませんよ!
ぜひ、これを機会に学習を見直してみてください!