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Tired? Tiring?どっちを使う?

さあ、今日のブログはいきなりチェックテストからスタートです。「-ed形容詞」と「-ing形容詞」の使い分けについて、下記のテストをしてみましょう。

ただし、「分からない」「間違えた!」問題があっても大丈夫です!英語を学ぶとき、母国語との大きな違いがある部分は、理解しずらく、間違いやすいものなのです。

 

つまり、あなたが「よく間違える部分」や「簡単に理解できない部分」は、母国語と英語の大きな違いなので、少し柔軟に考えたり、例文をたくさん読むなどして理解する努力をすることが大切、というサインかもしれません。

 

では、早速テストを始めましょう!

次の文章の「A/B」はどちらが正しいでしょうか。

 

  1. 1. After a long day, she felt really ______.
         A:  tired    B: tiring

 

  1. 2. That meeting was really _______.
         A:  bored    B: boring.

 

  1. 3. His way of speaking is really _____.
         A:  interested    B:  interesting

 

  1. 4.  He is really ________.
          A:  annoyed  B:  annoying.

人=-ed形容詞 / 物事・状態=-ing形容詞

この「形容詞-ed」「形容詞-ing」の使い分けに関しては、下のようなルールがあります。

 

主語が「人」の場合は基本的に-edの形容詞を使う。
そのため、「I, he, she, we, they」などの代名詞を使う時は原則的に-edの形容詞を使います。

  1. 1.  After a long day, she (人)felt really tired.
     長い1日の後で、彼女はとても疲れた。

 

 

主語が「物事・状態」の場合は、-ingの形容詞を使う
そのため、「That meeting」のように主語を「it」で代用できる文章には-ing形容詞を使います。

  1. 2.  That meeting (物事・状態)was really boring.
     その会議は、とても退屈だった。

 

まずは、このルールを覚えておきましょう!

主語が何かを見極める

上で学んだルールを3番目の文章に当てはめてみましょう。

 

  1. 3.  His way of speaking is really _____.
          A:  interested    B:  interesting.

 

さあ、主語をしっかりと見極めてみましょう。

主語が人であれば、「-ing形容詞」を、主語が物事や状態であれば「-ed形容詞」を使います。

 

この文章の主語は、「His way of speaking」ですね。「he」の代名詞ではなく「his」の代名詞所有格として使われていますので「彼の話し方」と言う意味です。

 

ですから、主語は「人」ではなく「物事」です。ルールに従うと、「物事」が主語になる文章は「-ing形容詞」を使いますね。

 

ですから、「interesting」が正解です!



  1. 3.  His way of speaking is really interesting.
     彼の話し方は、面白い。



ルールの例外

さあ、基本的には今のルールを覚えておけば、ほとんどの状態で正しく使い分けが出来るはずです。

ただ、残念ながらたまに複雑な状態が出て、このルールでは足りなくなる場合があります。
それが、4番の例です。

 

では4番の例文を、もう一回見てみましょう。

  1. 4.  He is really ______.
    A:  annoyed    B:  annoying
  2.  

実は文脈や状況によってどちらも正しいケースがあるので、注意が必要です。

 

最初は、先ほどのルールに当てはめて考えてみましょう。

 

主語は代名詞の「He」なので「-ed形容詞」と使いますよね。

  1. 4.  He is really annoyed.
          彼はとてもイライラしています。

もちろん、これは文法的に正しい文章です。

 

しかし、ある妙な状態で

  1. 4.  He is really annoying.
          

も正解である場合があります。

 

その妙な状態というのは

彼が「私を」イラ立たせます。

と言いたい時です。

 

これは、ここまでの見てきたルールに当てはまらなくなりますね。
ここからは、少し想像力や柔軟性を持って一緒に考えてみましょう。

より正確なルール

今まで見えきたルールを、下記のように帰るとより正確なルールになります。

 

1.「-ed形容詞」は「人の感情的な反応」

2. 「-ing形容詞」は「物事・状態」と「人」の「感情的な反応の原因」

 

この新しいルールに従って、前の3つの文章をもう一度見てみましょう。

  1. 1.  After a long day, she felt really tired.

この文章では、「long day」は「疲れの原因」で「tired」は「彼女の感情的な反応」ですね。

 

  1. 2.  That meeting was really boring.  (That’s why I’m bored)

この文章では、「meeting」は「つまらなさの原因」です。「人の感情ではない」ので「boring」が必要です。「I’m bored」は「meetingのせいで自分の感情的な反応は退屈だ」という意味になりますね。

 

  1. 3.   His way of speaking is really interesting.

この文章は、「彼の話し方」は「興味の原因」で、「人の感情的な反応」ではないので、「interesting」が正しいです。

 

では、最後に4番をもう一回みましょう。

  1. 4.  He is really annoyed/annoying.

 

これは、文法的にはどちらも正しい文章になります。

  1.  
  2. He is really annoyed.

この文章で、「原因」は書いていませんが、「彼の感情的な反応」として「イライラの感情」があると考え、「-ed形容詞」を使うことが出来ます。

 

  1. He is really annoying.

この文章では、「イライラの感情」の「原因」が「彼自身」ですね。
一つ省いた言葉を足すとわかりやすくなると思います。

  1. He is really annoying (to me).

 

気をつけてください。
これは、He is annoying me.とはちょっと違う意味です。He is annoying me.は「今、彼は私をイラ立たせている」と言う状況を表す文章です。

 

上記の「He is really annoying (to me)」は「彼はいつも私をイライラさせる存在だ。」という意味です。

さあ、理解できましたか?

では、最後に復習テストをやって見ましょう!すぐに答えが分かるでしょうか?

Good luck!

 

  1. 1. After a long day, she felt really ______.
         A:  tired    B: tiring
  2.  
  1. 2. That meeting was really _______.
         A:  bored    B: boring.
  2.  
  1. 3. His way of speaking is really _____.
         A:  interested    B:  interesting
  2.  
  1. 4.  He is really ________.
          A:  annoyed  B:  annoying.

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5月 8, 2022