「一歩ずつ」の力

僕は、月に２回トーストマスターズというスピーチクラブに参加しています。

日本語と英語で5分から7分のスピーチをすることで、それぞれの面白い意見や研究、考え、経験などを発表し合います。

自分の意見や経験を、自分の言葉で「スピーチ」という形にまとめ発表することは、中級・上級レベルの語学学習者には大きなチャレンジですし、それにより、学習している言語のレベルを大きく飛躍させることが出来ます。

今年の１月、僕は毎年行われるスピーチコンテストに、英語のスピーチのスピーカーとして参加することになりました。

（もちろん、いつかは日本語のスピーチでスピーチコンテストに出場したい、と思っています！）

１月のインハウスコンテストには運よく優勝し、２月末のエリアコンテストに進みます。

（今週末がエリアコンテストです。頑張るぞ！！）

先日、インハウスコンテストで優勝した日本語のスピーチから、大事なアドバイスをいただきました。

それは

「毎日コツコツ」を永遠に

です。

このスピーカーさんは、主に健康についてのことを話していたのですが、言語学習などにも当てはまる、ともお話していました。

英語学習の目標は「未来のある一点の場所」と考えてしまう場合があります。

僕の場合は、「日本語のスピーチでスピーチコンテストに参加すること」です。

皆さんの場合は、

・TOEIC800点以上のスコアを取りたい

・外国人の同僚や知り合いと、ペラペラに話したい

・仕事で通訳者なしで会議を英語で行いたい

などでしょうか。

ただ、未来のある一点の場所を目的としてしまうと陥ってしまう罠もありますから、要注意です。

例えば、TOEICで800点以上のスコアを取りたい、という目標。

この目標を胸に学習して、650点から795点になりました。

皆さんだったら、嬉しいですか？それとも、ガッカリしますか？

成長を見れば、145点UP！

足りない部分を見れば、目標まではあと5点足りません。

そして、目標を達成したか、という黒か白かの見方をすれば・・・

目標は達成出来なかったことになってしまいます。

ペラペラに話したい！という目標も同じです。

海外旅行でほとんど問題なかったのに、お医者さんに行かなければならないアクシデントがあり、そこで英語に苦戦してしまった。

（医者との会話は、専門用語が多いので、本当に難しいです！）

英語学習に限らず、目的の「場所」を掲げることは大切ですが、そこばかりに目を向けて

「まだ足りない」「まだ出来ていない」

とばかり感じてしまうようでは、どんどんやる気もなくなってしまいますよね。

では、どうすれば良いでしょうか？

これを考えた時、僕のスピーチクラブの仲間のアドバイスがとても役に立つ、と思いました。

「毎日コツコツ」を永遠に

目的は「未来のある一点の場所」だけではなく、進む「過程」に目を向けることです。

そして、今日の自分が、昨日の自分からどれだけ成長したか、に目を向けましょう。

そして、一歩一歩階段を上ように、前進していきましょう。

「毎日コツコツ」を永遠に

一緒に頑張りましょうね！